緑信号を渡る - どこのドイツだ!

在独歴4約年!思想の飴細工師が書き下ろす!

外国語学習に関する3つのウソ

今回は外国語を勉強している際に、よく耳にすることを取り上げる。また、それが正しくないと指摘したい。

 
全く面白くも何とも無い無味乾燥な書き出しをする。近年、グローバル化が叫ばれている。企業の海外展開、外国人観光客の増加、英語教育の早期化などの話は特に真新たらしくはない。
 
まず、グローバル化の文脈で避けて通れない要素の一つは、英語だろう。なぜなら、グローバル化とは日本だけではなく他の国々との関わり合いが増すからだ。もちろん、多くの場合、コミュニケーションの基本になるのは、まず第一に英語だろう。その点は、あまり異論はないと思う。
 
それに従って、英語の重要性が高まる。メディアや巷では、英語力を伸ばすために様々な方法論で溢れている。駅前留学は既に古い言葉になりつつあり、Skypeを使ったオンライン英会話、格安のフィリピン留学、聞き流すだけのスピード○ーニング、YouTubeでの教材、街中で白人を見かけたら、とりあえず話しかけろ何て暴論もある。
 
私は、ドイツに暮らして3年になる。日々、ドイツ語を多かれ少なかれ勉強している。未だドイツ語力は発展途上のレベルだ。しかし、3年という学習歴で、言語の学習に対して幾ばくか意見を持っている。
 
そこで、今回は、外国語学習に関して、巷でたびたび耳にする言説を否定したい。いつも通り、これは私の実体験のみ基づくので、一般化はできないことを予め補足する。
 

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(2014年4月某日 埼玉県川口市にて 筆者撮影)

 

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お気に入りドイツ語の諺3つ

今回は、ドイツ語の諺を取り上げる。とりわけドイツ、ドイツ人らしい諺を紹介したい。なぜ、諺なのか。それは、諺からある種の国民性を見つけることができそうだからだ。

もちろん、ただ諺だけで一般的なドイツ人の考えを導き出せると言うのは、いささか早計である。しかし、ある程度の考え方や文化を垣間見ることはできる。それは日本語でも同じであろう。例えば、「石の上にも三年」と聞けば、主張や変革よりも、我慢あるいは忍耐が、一般的な日本人にとって重要な価値観だと言えるだろう。
 
また、諺の場合、数年前に生まれたのではなく、数十年、100年、あるいは1000年もの長い時を経て、未だに使われている表現であることが多い。時間という競争の中を生き抜いた表現には、未だに使われ続けるだけの一定の合理的な理由があると考えるのが普通だろう。
 
それ故、今回ドイツ語の諺を取り上げる。それらを通じて、ドイツやドイツの国民性を紹介できればと考えている。
 
ブログを書くにあたって、ドイツ語学習者でなくとも諺を通してドイツ人の考え方を少しでも理解できるよう努めた。それでは、私、シリぼうお気に入りの諺を3つ紹介する。
 

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(2012年12月某日 フランクフルトにて 筆者撮影)
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私の外国語が聞き返される3つの理由

今回は、外国語学習者であれば必ず直面する問題を取り上げる。すばり、私の英語あるいはドイツ語が聞き返される理由である。

 
外国語を話していて、落ち込む事をすべて挙げれば、一冊の本でも書けそうだが、その中でも話した事を「聞き返される」というのは、辛い。
 
勇気を出して外国語を話してみた。間違いを言わないように事前に頭で文章を組み立てた。それにもかかわらず、自分の話していることを何度も聞き返された時、「ああ、私の英語はまだまだ下手くそだからだ。」と落胆することもあろう。
 
とは言っても、読み手の中には、納得のいかない妙な経験をした人もいるだろう。
 
例えば、あなたは、このような事を思った事があるかもしれない。この人は、私より文法がぐちゃぐちゃで、下手くそな英語を使うのにどうして、聞き返されることが、私より少ないのだろうか、と。
 
しかし、万事問題あれば、原因あり。当たり前だが、聞き返されるには何かしらの理由がある。
 
今回は、そのような謎を少しでも解明したい。
 
今から取り上げる3つの理由は、すべて私の経験に基づくものである。しかし、英語、ドイツ語問わず、外国語を話す時、一般に当てはまると思われる。むろん、真偽については、一切責任を負わないので、異論があれば、コメントをもらえれば幸いである。
 

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 (2012年3月某日 マレーシアにて 筆者撮影)

私の世界史の歴史(前編)

私シリぼうは世界史が大好きだ。世界史といえば、高校で必修科目の一つであるが、好きとか得意であるという人間にはあまり会った事がない。とはいっても、高校の授業科目についてことさら、何が得意で好きだという話は一般的に耳にしないのだが。

 
事実は小説よりも奇なり。
 
これは、現実に起こる出来事は、作られた物語の中で起こることよりも不思議で面白いという意味だ。では、歴史は事実の積み重ねとすれば、歴史はより不思議で面白いものとなるはずだ。
 
今回は、私の世界史の歴史を紹介する。どのように私が、世界史に出会い、興味を持つようになったか説明し、その後、世界史の何が私にとって面白いのかを取り挙げたい。また、長くなるので、前編と後編に分けた。まずは、前編を述べる。
 

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(2012年12月某日 フランクフルト行き航空機機内にて 筆者撮影)

シリぼう的ドイツ3大スイーツ

今回は、ドイツスイーツに焦点を当てる。ドイツの食べ物と聞くと、ジャガイモ、ソーセージ、ビールなどを思い浮かべる人は少なくないだろう。スイーツならイタリアでは?などと想像するかもしれない。何を隠そう、渡独をするまでは、私もその一人だった。

 
しかし、ドイツにもイタリアとは異なるが、確固たるコーヒー文化が存在する。※1 もちろん、コーヒーのお共をするのは、いつでもどこの国でも甘い食べ物だ。ドイツでは至るところに、日本とは比べられない程、たくさんのカフェや製菓店※2がある。
 
そんな環境下で、様々な店を訪ね歩いた。在独3年を経とうとする今、何時でも食べたいスイーツがある。甘党を自称するシリぼうが、悩みに悩んでを選び抜いた。今ここに、独断と偏見だけで、ドイツ3大スイーツを発表する。

留学失敗3つの原因

今回は留学の失敗について綴ろうと思う。
 
先ずは、少し定義をする。
 
ここでの留学とは、外国語の習得を目指し、一定の期間日本から離れて、外国に住むことを意味する。
 
故に、留学の成功とは、当初の目的をある程度達成し、語学力が向上したことを意味する。逆に、留学の失敗とは、語学力が向上しなかったあるい語学力向上という目的を途中で放棄してしまうことを意味する。
 
本題に入る前に、なぜこの話題を取り上げることを思いついたのか説明をしたい。
 
結論から言おう。私が留学に失敗したからだ。私は、正真正銘の留学失敗体験者である。既に述べた定義の通り、現地生活をしたにも関わらず、言語力は伸びなかった。そして、学習を放棄した。
 
ところで、個人的には、私は他人の留学失敗話をあまり聞いたことがない。一方で、留学の成功体験は声高にたびたび耳にする。語学留学のパンフレットや留学帰りの「先輩」が、いかに現地生活が有意義なものであったかを説く。
 
しかし、冷静に考えてみれば、成功した人がいれば、失敗をした人もいるはずである。当たり前の事だが、留学を勧める仲介会社や留学帰りの学生懇親会などで、失敗した人間が呼ばれるはずがなかろう。あるいは後ろめたさを持ち、失敗した人間が、そんな華やかな機会に自ら進んで参加するはずがない。
 
そこでは、私は自身の体験に基づいて、留学経験者に現地生活について、もう少し詳しく尋ねてみた。また、こちらドイツに住んでいながら、語学力が向上しない人の特徴を観察した。するといくつかの共通する特徴を見つけ出すことができた。
 
以下では、留学失敗の特徴を述べる。
 

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(2011年9月某日 ニューヨーク・ウォール街にて 筆者撮影)

文章を書くときに気をつけていること3点

私シリぼうは、文章を書くことが好きである。大学院では、ジャーナリズムを専攻にしていた。修士論文で選挙時の新聞報道を内容分析し、約700~800個あまりの記事を分析した。また、学生時代に読んだ数々の本を読んだが、本がぎっしりと詰まった段ボール箱の壁が、実家に未だに聳え立っている※1。

 

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(2014年7月頃 フランクフルト自宅にて、筆者撮影)

 
以上の例でもって、自分の好みを証明するには、十分ではない。しかし、読む、書くの違いはあるにせよ、文字に対して全く読めない!書けない!というアレルギーは無いとといえるだろう。
 
とはいっても、卒業後、製造業の営業職という大学院の専門とは全く関係の無い畑に向かうのである。だが、それでも業務上、メールを書き、他者の資料等を読むにつけて、常に文章に対して意識していることがあった。具体的に言えば、文章を書くときに気をつけていることがある。
 
さて、以下では、題名の通り、何に気をつけているのか3点述べる。

外国語を勉強する3つの理由

私、シリぼうは現在ドイツに住んでいる。約3年前に渡独して以来、多かれ少なかれ毎日何かしらドイツ語を勉強している。ここでの勉強とは、ドイツ語で買い物や茶話をすることは含まない。例えば、新しい単語を覚える、単語や文法を復習する、ニュースを集中して聞いてみる、語彙力強化のためドイツ語レッスンを受講するなどの積極的な学習行為を意味する。

 

もちろん、自身のドイツ語は不十分であるし、まだまだ、意思疎通に困ることも多々ある。しかし、私は常にドイツ語を勉強し続ける。その理由とは何か。自問自答した結果、主にある3点に集約された。今回は、それらを紹介したい。また、外国語を学習する多くの人にも当てはまるのではと思う。

 

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(2012年12月 ライプチヒ市庁舎前 筆者撮影)

 

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ブログ開設に至る3つの目的

私は、ドイツ在住のシリぼうである。

名前の由来は、後々のブログで取り上げることができればと思っている。

 

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(2014年夏、フランクフルト中央駅前 筆者撮影)

 

とはいえ、見知らぬ者のブログを読むほど現代人は暇ではなかろう。
せめて私が何者なのか、多少なりとも指し示すことができれば、

私のブログが読み手の興味や関心に合っているのか、

ある程度、判別することができるだろう。
それを通じて、読むに値しなかったなどの義憤や時間の無駄だったなどの後悔を効率よく避けることができる。

 

そこで、少しばかり、自身の経歴を紹介する。

 

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