緑信号を渡る - どこのドイツだ!

在独歴約3年!思想の飴細工師が書き下ろす!

ドイツ人とのビジネスで気をつけること3つ

前回は、エッセイ形式であったが、再び、「3つのシリーズ」に戻したい。

 

最近、ビジネス上で気付いたことを簡単に紹介したい。日本人がドイツでビジネスをする上で、おそらくドイツ人が不快に思うことである。

 

以前、日本人の同僚2人とドイツの会社へ訪問をした。その時に気づいた出来事である。確かに、私しりぼうは日本人である。しかし、なるべくドイツ人の考えや風習を日々理解しようと努めている。

 

そういった姿勢でドイツで生活してはや3年半が経つと、もはや典型的な日本人ではなくなる。一方で、まだ「ドイツ人化」されていない日本人の行動を見ると、ときたま奇妙に思えたり、「あ、かつて自分のそうだったな」と思うことがある。

 

さて、前置きが長くなった。本題に入るとしよう。

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(2018年1月 筆者Boppardにて撮影)

 

 1.挨拶をしない

相手先のドイツ企業に上記の日本人二人と訪問をした。ドイツ人のビジネスパートナーに会い、会議室へ向かう。その廊下で、その会社の従業員とすれ違う。問題は、その際に、全く挨拶をしないことである。

 

ドイツ人のビジネスパートナーは当然自分の同僚に挨拶や小話をすることもあるのだが、我々訪問者も挨拶ぐらいはをした方がいいと思う。ここでの挨拶とは、「Hallo/Hello!」という意味である。

 

たかが挨拶、されど挨拶である。

 

従業員側にとっては、見知らぬ客が事務所に入ってきて、何も返事も無かったら気味が悪い。日本でさえ、訪問者がその会社の従業員にあったら、会釈ぐらいをすることがあろう。その会釈の代わりが、「Hallo/Hello!」でなのである。 誰かと別れる時も同様である。

 

 

2.日本語と日本人だけでつるむ

自分の語学力(英語/ドイツ語)に自身がないのは十分に理解できる。自分もその一人である。ただし、外国人と一緒に会議をしたり、同じ車に乗っている時に、日本人同士で日本語で会話をするのはご法度である。もちろん、その外国人が日本語を理解しているのであれば、話は別である。

 

さもなければ、日本人同士の日本語会話は、何か隠し事をしているようにも聞こえる。そのような場合、「ちょっと今、日本語で話させて下さい。」と言って、外国人の聞き手から許可を得るのが、マナーである。

 

 

3.スモールトークが出来ない

スモールトークとは、ビジネスには直接は関係しないちょっとした雑談である。緊張や不慣れのあまり、ビジネスの話は外国語で言えるように準備をしてきても、スモールトークまで気が回ることはあまりない。

 

しかし、スモールトークの話題は意外と限られている。遠いところから訪問をしたのであれば、どのような交通機関を使って、所要時間はいくらぐらいか、値段はいくらか。あるいは、訪問している国の様子についてどう思うか、である。

 

もちろん、話が急に飛ぶ場合もある。例えば、私の場合、車中でドイツ人と話していた時、「ドイツ国籍を取得するつもりはあるのか?」と尋ねられた。なぜなら、私しりぼうは早3年半ドイツに住んでいるという話をしたからである。その際のその受け答え如何によっては、相手の人格や考え方を伺い知ることができよう。

 

スモールトークは、新しい人と会ったときにも重要である。ドイツでは、まず真っ直ぐ前を向いて、割と力強く握手をしながら、自分の名前を紹介する。その時に、上記で挙げたスモールトークが始まる可能性が非常に高い。

 

さて、私の同僚は何をしていたかと言うと、真っ先に名刺を渡して、相手の顔も見ずに、小声で名乗ったあと、そそくさと魂消てしまった。私がまだ挨拶をしていなかったので、彼なりに気を遣ったのかもしれないが、そのドイツ人にとっては、「私とは話をしたくないのか」と訝し気に思われても不思議ではない。

 

このようにざっと3つほど例を紹介したが、数え上げればきりがない。もちろん、冒頭で述べたように、自分のかつて同僚の日本人のような振る舞いをしていたし、また今も少なからずしているだろう。

 

「日本人だから」許されるのではなく、ドイツでドイツ人とビジネスをする限りは、なるべく相手の方に寄り添うことが賢明だと思う。まだまだ過渡期である自分であるが、自戒を込めて今回を記事を書き上げた。何かの役に立てればと思う。